ボルボ V70(1998年式)
昔乗ってたボルボ V70 AWD(1998年式)のダッシュボードを交換した時の画像がたくさんあったので作業工程をアップしようかと思う。もし現在も維持し続けているてる人がいたら参考にして下さい。ちなみにすべて自己流なので、本職のプロが見たら「そりゃあかん」と思うかもしれないけど、そこはご愛敬ということでお願いします。
最近の車は「センサーのセンサー」なんかまで付いていて何もいじれないし、変にいじるとモジュール交換とかで「うん十万円コース」になるので、こんなDIY作業は懐かしいわ~。
ブログの最後に「失敗談と重要な注意点」を載せてあるので、この記事を参考に作業する人は「必ず」目を通して下さい。
気になっていた「ダッシュボードの異音」と修理のきっかけ
毎年夏になると、内外気の温度差のせいなのかダッシュボード周辺から「ギシギシギシ,,,」と異音が。
そんな時、解体屋でたまたま状態の良いダッシュボードを発見。さすがに今じゃぁもう手に入らないと思うけど、同じ異音症状で悩んでいる人は、これから説明する手順でダッシュボード外し、車体との接続部分を補強すればかなり緩和されるはず。
作業前の下準備(シート移動とバッテリー外し)
まずは下準備から。当たり前だけど先にバッテリーを外してしまうと電動シートが動かなくなる。そしてシートを一番後ろまで下げておかないと、外したダッシュボードを車外へ持ち出せなくなる。
というわけで、作業前にシートを目いっぱい下げておく。シートを外したほうが作業しやすいけど、座る所なくなるし面倒なのでこの状態で作業開始。

続いて、定番のバッテリー外し。外したターミナルは絶縁体代わりに雑巾の上に。
注)これから外したネジが鬼のように出てくるので、ネジを入れるパーツトレイや箱の準備を忘れずに!

車内(インテリア)の分解作業
下準備が整ったので室内作業の開始。まずは左右中央の送風口パネル、ダッシュボード両脇の送風パイプ(?)、灰皿下のコインホルダー、左右スピーカーカバーを外す。ここまでは工具は出動無し。

ここからは「T25サイズのトルクドライバー」がフル活躍。灰皿一式、グローブボックス、左右の足元カバーを外す。ステレオを外した穴から両手を入れ、エアコンパネルを思いっきり手前に押し出してステレオ&エアコンのカプラーを外す。(画像は映りが悪いけど灰皿奥)

コインホルダー一式を外した奥にあるネジ、グローブボックスの奥やスピーカーパネル下、左右中央の送風口&左右の送風パイプ内、メーター計上部なんかのネジもバンバン外す。

次にセンターコンソール。画像のようにサイドブレーキパネルを横にずらして外し、革のカバー部分を少しずつずらしながらサイドブレーキからパネルを外す。
注)横着して革のカバーを逆方向に引っ張ってパネルを外そうとすると、革カバーを留めているツメが折れるのでご注意。

センターコンソールボックス内の底部分にあるプラスチックの蓋を開け、ネジを2箇所外す。

最後にセンターコンソールパネル両サイドのツメを外し…

中央部分にあるカプラーを2箇所外し、コンソール本体を外す。後部座席方向斜め上に引き上げるイメージで外すとスムーズ。

外すとこんな状態。あ、思い出した。ハザードスイッチは外した灰皿部分に手を突っ込んで手前に押し出すし、カプラーも外す。 注)力任せにやると留めているツメが折れるので慎重に作業。

グローブボックスの蓋は左右のネジ4箇所を外して、ダッシュボードと蓋をつないでいる左右のバーの横にある穴に細いピンなどを突っ込んでツメを押して外す。

グローブボックス上部にあるエアバッグインフレーター横のカプラーを外し、本体を留めているネジ3箇所も外す。これで手前引にき出すとアッパーダッシュが外れる。

画像はアッパーダッシュを外した状態。次はステアリングの取り外し。面倒な事にこれを外さないとダッシュが抜けない。

まずはT25サイズのトルクスドライバーでステアリングカバー下部を外す。
注)上蓋と下蓋をつないでいるプラスチックのツメは折れやすいのでゆっくり外しましょう。

ステアリングをがんばって90度回す。パワステ状態ではないのでお、重い…
画像のようにT27のトルクス工具を突っ込んで回す。 注)間違えてT25とかでやるとネジ山をなめてしまってとんでもない事に。(実際私はやってしまい、元のステアリングをカッターで切り裂いてステアリング交換をする羽目になった)。

ステアリング後部のネジ2箇所を外し、軽く引っ張るとステアリング中央部分(エアバッグモジュール)が外せる状態になる。画像のエアバッグカプラーをまっすぐ引っ張って外す。
注)2箇所のネジは構造上外れず、穴の奥に留まったままになります。

そしてめでたくこの状態。無事エアバック部が外れたら、19インチの十字レンチで中央のセンターボルトを外す。

注)ステアリングを外す前に必ずマジック等でセンター取りをしておかないと後でハンドルを取り付けた時に曲がった状態になるので忘れずに。
そしてステアリングを抜いたら左右のウィンカーレバーとワイパーレバーも外す。

現在こんな感じです。運転席下のほうに見える配線類は後付の電装品なのでノーマル車にはありません。

左右足元のパネル内にあるネジも外しておく。配線がたくさん映っていますが、これもスピーカー等の追加配線なので通常はありません。これで内部作業は完了。

エンジンルーム(室外)の作業
ここからは外回りの作業。左右のワイパー、ヒューズボックス上部のゴムモール、ヒューズボックスの蓋、フロントガラス下を左右に横切るゴムモール等を全て外し、T25ネジを数か所外してフロントガラス下のカバーと画像のワイパーアッシーを外す。これを外さないとダッシュボードを留めてあるネジにたどり着けません。

いよいよダッシュボードを留めてある長~いネジ4箇所を外す。

あ、思い出した。運転席下にある車体とダッシュをつないでいるカプラー群も外すんだけど、カプラー自体は色分けしてあるけど車体側の受け口は色分けしてなく、後でどれがどこに刺さっていたかわからなくなりそうだったので、私は外す前に写真を撮っておいた。ダッシュと車体をつないでいるのは確かこのカプラー群だけだったと思う。

ダッシュボードの取り外しと状態の比較
ダッシュボード外し成功。これが外した元のダッシュボード。
先ほどエンジンルーム側から外し「長~いネジ4箇所」のメス部分が完全に完全に割れちゃっている。しかも4箇所中3箇所がこんな状態。これじゃ何度ネジを締め直してもきしみ音がなくならない訳だわ。

そしてこれが今回ゲットした極上物のダッシュボード。ツメ割れやネジ受け壊れは無し。取り付けはさっきの逆作業。しかも最後に余ったネジや部品は一個もありませんでした。1個、2個残ると不安になるんだよね~。
そしてきしみ音はまったくなくなりスーパー快適となりました。

【超重要】作業時の失敗談と注意点
ここからは、実際に体験した失敗談と作業の裏話
失敗談① オートバックスの駐車場で大作業
バッテリーやらダッシュボード外すから「もし部品や工具が足りなくなったら買い足せるように」と、この大作業を朝からオートバックスの駐車場の隅でやっていたところ、店員さんに「あの~……」と。そりゃそうだよね(猛省しております)。
ちなみに、作業中に声をかけてきたベンツのオーナーさんから「お金を払うから頼みたい作業があるんだけど…(ディーラーにも断られた)」と相談されましたが、こちらも「日没までに何とか自走できるようにしなきゃ!」と必死だったので泣く泣くお断りしました。「断られた作業」が何だったのかは少し気になりますが……。
「もし部品や工具が足りなくなったら」と、この大作業を朝からオートバックスの駐車場の隅でやっていたら、店員さんが「あの~」と。そりゃそうですよね。反省しております。マネしないように。
そしてオートバックスに来たベンツのオーナーさんが「お金払うから頼みたい作業があるんだけど…」と。なんでもディーラーでも修理屋でも断られた作業らしいがこっちも「日が暮れるまでには何とか動けるようにしなきゃ」と必死だったので丁重にお断りしました。「断られた作業」はちょっと気になったけど。
失敗談② 警告灯の点滅と二度手間の罠
新しいダッシュボードへの移植が完了し、意気揚々とテストしてみたら「ABS警告灯が点灯」「キーレス不感知」「スピードメーター不動」の三重苦に。
色々調べたけど問題は解決せず。しょうがないのでもう一度全部外し、元のダッシュボードに付いていたケーブルを全て移植し、装着してみたら全ての問題は解決。と、言う訳でダッシュボードを移植するなら必ずケーブルも移植しましょう。二度手間になります。
また、バッテリーをつなぐ前には必ずABSのカプラーをつなぎましょう。これを忘れるとABSの警告灯が点灯し、一度点灯するとディーラーか専門店でないと消去できなくなる。
実はこの一連の作業、3度目の正直でやっと成功した賜物
1回目:ネットの「ステアリング裏のネジはT25」という情報を信じて回した結果、ネジ山をなめて撃沈(※正しくはT27)。結局ヤフオクで中古ステアリングを手配し、後日元のハンドルをカッターで切り刻んで無理やりネジを外して交換する羽目に。
2回目:ステアリングの問題もクリアし、ダッシュボードの交換作業も全て終えて「今回は順調にいったわ」とほくそ笑んでいたのもつかの間。最後の最後に「あれ?エアバッグのケーブルはどこだ?」。ライト片手に太いオレンジのエアバッグケーブルを探すが見当たらず…
「やば、こりゃきっとダッシュボードの内側に閉じ込めちゃった」
日も暮れてきたし一からやり直す気力も時間は無い。でもこのままバッテリーをつなぐとSRS(エアバック)の警告灯が点灯しディーラー行き確実、というジレンマと戦いながら泣く泣くバッテリーを繋いだ。勿論SRSの警告灯は点灯。ついでにサービス、ABSの警告灯も点灯。しかもキーレスセンサーは感知せず。かなり落ち込んだ。
3回目:さすがに3回目となるとパキパキと手馴れた感じで全てを外し、ダッシュボードを外したものの、SRSのケーブルは結局見つけられなかった。元のダッシュボードと見比べてみたらダッシュボードから車体に繋がっているカプラー内のケーブル配置がSRSケーブルも含めて若干違う。と、言うわけでケーブルも総移植する羽目に。結果的にはABSの警告灯も消え、キーレスも感知するようになり無事完了。締めはSRSの警告灯とサービスランプの消去。これはいつもお世話になってるドクターボルボ改めドクターVさんのお世話に。素人なんだからそんな簡単に事が運ぶわけは無いよね。
まとめ・免責事項
注)本作業はあくまでもご個人のDIY記録です。年式や仕様の違い、記述の誤りがある可能性もあるので、作業される場合は必ずご自身の判断と自己責任で行ってください。
「失敗してもわしゃ知らんよ~」
次号はいつもお世話になっているタイヤ屋さんの話にしようかな~

コメント